もし一介の若手教師が『教育』について追究し始めたら

関心のある事 ①生き方,夢について ②探究のプロセスを重視した授業と資質・能力について ③『学び合い』について ④総合的な「探究」の時間について (神奈川県立高校の理科教師 3年目。)

【変えるのは現場の教員。動き、修正していけば、熱は広がる。】

現場は忙しい、そう感じる一日だった。

 

やるべきことがある、というよりも、

担任をしているクラスの人たちのことを考えたら

これはやっておいた方がいい、

この人の話は聞いておいた方がいい、

そういったことが後を絶たない。

 

やはりこれは、現場の人にとっては大切な責任感で、

上の人が唱えている教育改革というものが

なかなか浸透しないように感じるのも、

この責任感ゆえである。

現場の教員は、今、目の前の生徒に責任を持っている。ただそれだけである。

 

 

そんななかで、今日はある進路指導に詳しい先生から話を聞いた。

大学の定員厳格化による入試の影響が主だったが、気になったのは

e-portfolioなんか全然使えない

という発言だった。

 

もちろんその先生は、趣旨を理解していないし、

反論をしたくもなったが、

大学からしても扱いにくかったり、

現場でもまだ二の足を踏んでいるのも事実であるから、

現場の人間として新しいものを導入していく難しさはよくわかる。

 

だからこそ、

今あるものから、

目の前のものから、

少しずつ変えていくことが本当に大切。

 

学校を、公教育を変えるのは

文科省じゃない。

現場の教員だ。

 

変革のビジョンがある程度立ったら、

・具体的にどのステップでどんなことを

・いつやるのか

ということを一つの案として挙げ、

動かなければならない。

 

動きながら少しずつ、

中長期目標は修正していけばいい。

 

目指すベクトルさえしっかりあれば、

あとは現場の教員の目を使いながら修正していく。

 

こうやって動き始めた総合的な探究の時間によって、

おおきな戦力を、とりあえず一人、

巻き込むことができた。

 

生徒の姿を見て、

目指す方向に共感を抱いてくれる仲間は

必ずいると思えた。

 

あとはこの仲間と広げていくだけ。